コブクロ( KOBUKURO ) 風歌詞
1.風

作詞:小渕健太郎
作曲:小渕健太郎

薄手のシャツじゃまだ 少し寒い春の
朝の匂いが切ないのは あなたを想い出すから

足早な人波 立ち止まり見上げれば
春のぬくもりが恋しくて 強い風 待ちわびる

舞い上がる花びらに吹かれて あなたと見た春を想う
うつむくまで気付きもしなかった どうしてだろう? 泣いてた…

こみ上げる想いは 誰に届くのだろう
指先をつないで歩いた あなたにはもう届かない

胸の奥に覚えた痛みが 冬を越えて 溶け出す頃
迷いの中わずかな光が 照らす場所も見えなくて

人は誰も 恋をして初めて知る 本当の自分の
弱さと強さと 向き合っていくんだ 雲が遠ざかる

あなたを忘れてしまう程の 恋が胸を焦がす日まで
この道は誰とも歩けない あの日のように
舞い上がる花びらに吹かれて あなたと見た春を探す
小さなつむじ風鳴いている
この風は あなたですか? 次の春も吹きますか?


2.そしてまた恋をする

作詞:小渕健太郎
作曲:小渕健太郎

いつからだろう 交わす言葉も
つれない君のその瞳に 僕じゃない誰かが映って
二人の間をすり抜ける 隙間風のような一瞬が
時を切り裂くスローモーション

歪みはじめた恋の中 揺れる心取り戻せず
近づくほど君を遠く感じている
静かな夜 とぎれる声 受話器の中
ぬくもりが頬につめたい

夕べの雨がまだ残ってる
水たまりに映る自分を アスファルトごとけとばして
急ぐ肩押し合うスクランブル
変わるシグナルにも気付かず 耳に飛び込むクラクション

終ったはずの恋がまだ 僕の心をしめ付ける
離れるほど君を近くに求めてる
静かな午後 見慣れた景色のどこにも
いやしない 解ってるのに

移ろう季節に 置き去りのままの
君との想い出が廻る

終ったはずの恋がまだ 僕の心をしめ付ける
離れるほど君を近くに求めてる
歪みはじめた恋の中 揺れる心取り戻せず
近づくほど君を遠く感じている
静かな夜 とぎれる声 受話器の中
聞こえてる 次の恋まで